介護で中国との協力を深める交流会に出席

 中国から介護職技能実習生の受け入れに当たり、より日中の結びつきを強める「2019日中養老サービス産業交流会」が9月5日、中国の遼寧省瀋陽市で開かれました。

 日本側は公益財団法人「茨城国際親善厚生財団(IIFF)」などの受け入れ機関や長野県、長野市の行政機関など25人が参加。

 中国側は海外交流機関や福祉施設、看護学校など約250人が出席。

 IIFFは瀋陽医学院と介護・看護人材の育成に向け、交流や学生の日本での実習、就職について相互協力を行う「国際交流提携合意書」に調印しました。

 遼寧省は、65歳以上の高齢者が21.6%で、中国平均の11.4%をはるかに上回る超高齢化社会に突入。

 現在介護に取り組み始めた中国では、高齢化の最も進む遼寧省で介護の整備を進めており、介護専門の学校の設立も計画されているといいます。

 このため、中国では先に高齢化社会に突入、介護保険などの制度で介護事業を行っている日本に人材を派遣、帰国してから中国の介護でリーダーとして活躍を期待しているといいます。交流会では鈴木茂企画室長が城西病院や介護施設、海外医療支援、技能実習生の受け入れなどについてスライドを使って発表。

 参加者は40年近くにわたる海外医療支援や介護員の技能実習生受け入れなどに強い興味を示し、現地テレビがインタビューして放映しました。

 交流会をはさんで、IIFF訪中団の5人は山東省莱蕪市の莱蕪職業技術学院、山東省済南市の済南看護学院、遼寧省瀋陽市の遼寧医薬職業学院の3つの看護師養成学校を訪問しました。莱蕪職業技術学院では看護学生を前にIIFFや城西病院、国際医療活動などについて説明した後、学生たちと意見を交換。

 済南看護学院では日本語を専攻している看護学生約20人とともに意見交換を行いました。 莱蕪職業技術学院はアメリカやドイツと交流しており、日本にも強い関心を持って、日本語学習にも力を入れているといいます。

 済南看護学院は昨年度から介護学生の募集を行い、日本語の学習を5年前から実施しているといいます。学生たちは「日本への留学は大変だが、将来のための技能実習で日本で勉強し、キャリアを積みたい」などと話していました。このほか、瀋陽市の高齢者施設の視察も行いました。


2019年9月11日

5回の閲覧